ノンビリと寄り道を楽しむ


数年前から、仕事が終わり帰宅時に遠回りして帰るのが日課になっている。

最寄り駅から、ひとつ遠い駅で下車して、ゆっくりと歩いて帰る。

本来なら、まっすく家に帰って早く休む方が良いのかもしれないが、
私にとって、帰宅時の遠回りというか寄り道は、
明日への活力なのだ。
別に寄り道することは、家に帰るのが嫌なわけではない。

この遠回りのコースは決まっている。

まず駅前の商店街で、簡単に腹ごしらえをする。

腹ごしらえは日によって違うが、お肉屋さんのコロッケだったり
鶏肉専門店の店先で焼いている、持ち帰り用の焼き鳥だったり
たこ焼きだったり、唐揚げだったりと、色々だ。

もちろん、帰宅してからしっかり晩御飯を食べるから
腹ごしらえは極力少しにしている。

お腹が満たされたら、商店街から少し歩いていくと
小高い丘にある大きな公園へと向かう。

この公園からは、町の夜景と星空がとてもよく見える場所だ。

この場所にきて、仕事で疲れた身体と、高ぶった神経を休める事で
穏やかな気持ちで家路へと向かう事が出来る。

忙しくしていた頃は、仕事が終わるとお酒を飲んで帰宅したり、
仕事モードの高ぶった神経のままで帰宅したりしていた。

だが、寄り道をして帰るようになってから、
不思議と心身ともに余裕が出来るようになり、
落ち着いて帰宅できるようになった。

また、外でお酒を飲んで帰るなんてことも
すっかり無くなってしまった。

丘の上の公園では、春は夜桜を楽しみ、
夏は天の川をのんびりと眺める。

秋になれば、紅葉をゆっくりと楽しみ、冬は空気が澄んだ夜空を楽しむ。

今は冬の時期なので、毎日そんなに長い時間ではないが、
天気の良い時期には夜空を楽しみ、心を落ち着かせてから帰宅する。

結局、こういった「ノンビリ」とした時間を作ることで、
以前に比べて仕事も、生活も、とても潤いが出るようになった。





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